アレルギーや難病の急増は腸のほころびが原因

■腸の病気が急増中

腸こそが、病気退治、ガン治しの根本ですが、実は、その大事なはずの腸の病気が、もの凄い勢いで増えています。

まず大腸ガン、これは、1,960年(昭和35年)から半世紀の間に、男性で約8倍、女性で約6倍に増えています。それから、難病とされ、医療受給証が交付されるクローン病や潰瘍性大腸炎も激増しています。クローン病の場合、1,975年(昭和50年)には殆どなかったのに、2,001年には2万件超となっています。

潰瘍性大腸炎はさらに多く、1,975年には1,000件もなかったのに、2,001年には7万件を超えました。実に70倍以上に増えたのです。潰瘍性大腸炎はあまりに増え過ぎて、軽症の場合、国の特定疾患指定から外される可能性まで高まっています。このように慢性の腸疾患が急増しているのは、やはり食生活の乱れが大きな原因だと考えざるを得ません。


■間違った食事と生活習慣が腸の病気やガンを増加させている

ところで、クローン病と潰瘍性大腸炎は、どちらも炎症性腸疾患と呼ばれて、以前は同じ病気だと考えられていたこともあります。現在では、別の病気とされ、二つを見分け、他の感染症などと明確に区別して治療出来るのが名医であるかのように言われます。

しかし、それは病名即投薬のアロパシー的発想で、殆ど意味があるとは思えません。クローン病も、潰瘍性大腸炎も、大腸ガンも、ナチュロパシー的に見れば、原因は同じです。つまり、間違った食事と生活習慣が、腸の炎症やガンを増やしているのです。

難病だと認めて貰って、治らない薬を飲み続けることなど意味はありません。原因をとり除いて、真の健康をとり戻していけばよいのです。

■リーキガット症候群(腸管壁浸漏症候群)が大抵の病気の原因か?

最近のトピックスで、リーキガット症候群(腸管壁浸漏症候群)というものがあります。2,007年4月、ハンガリーのブダペストで開かれた瀬か肥満学会で、大抵の病気の原因はこれではないかと発表され、大きな話題になりました。リーキガット症候群は、栄養を吸収する上で最も大切な「腸絨毛」の炎症から起こる様々な問題だと考えられています。

腸管の壁の浸漏(もれ)と名付けられている通り、リーキガット症候群では、腸の壁に大きな傷口(穴)が開いたような状態になります。そのため、細菌や毒素のほか、分解された食べ物の成分が、そこから漏れ出てしまうのです。普通なら吸収できないような大きな分子が、血液中に入るとどうなるでしょうか。それは、本来なら血液中に存在しない異物なので、体は防御反応を起こします。つまり、アレルギー反応です。

■アレルギーや難病の急増は腸のほころびが主要な原因?

現代人には、花粉症、アトピー性皮膚炎、喘息などのアレルギー性疾患が非常に多く、膠原病や関節リウマチなどの自己免疫疾患もやはり増えています。リーキガット症候群は、クーロン病や潰瘍性大腸炎をはじめ、アレルギーや難病・奇病の主要な原因ではないかと、現在、疑われているのです。

肥満、糖尿病、心臓病、肝臓病といった疾患も、そしてガンの発症も、腸と密接な関係があるのです。

【出典】患者とのためのがんが消える補完代替医療 林田 学、鶴見 隆史共著

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