食べ物が含む多種多様な栄養素にそれぞれの役割がある

体の仕組みに立脚した叡智として、私(鶴見 隆史先生)が最も重視しているのは栄養学です。

私たちの体は、様々な器官から成り立っていて、その組織は沢山の細胞の集合体です。人の健康状態は、個々の細胞が、健全に夫々の活動を営んでいるときにベストな状態となります。その体の営みに欠かせないのが、栄養素です。

■栄養素は食物繊維を含む6大栄養素だけではない

三大栄養素と呼ばれる炭水化物、脂肪、タンパク質、さらに、微量栄養素と言われるビタミン、ミネラル。そうした栄養素のチームプレーが私たちの健康を維持しています。20世紀を代表する生化学者のロジャー・ウィリアムズ博士は、「私たちの体は、自分が食べたり、飲んだりした以外の物からは、何一つつくられない」と強調しています。


【出典】http://kisanuki-clinic.jp/ より

ウィリアムズ博士の提唱した「生命の鎖」という理論は、分子栄養学の重要性を世に知らしめ、欧米、特にアメリカでは広く支持されているニュートリッション・セラピー(栄養療法)の原点になりました。

細胞が健全に機能するためには、8種類のアミノ酸(タンパク質の材料)、20種類のビタミン、18種類のミネラルが必要だとウィリアムズ博士は述べています。この46種類の栄養素が、細胞の命の綱である細胞外液に揃って溶け込み、お互いに助け合っていれば、細胞が健全に働き、体調は絶快調になる。逆に、栄養素の一つが欠けると一連の「鎖」としての働きが損なわれ、細胞が元気を失って健康度が低下するという考え方です。

一般的に、先ほど挙げた5大栄養素(炭水化物、脂肪、タンパク質、ビタミン、ミネラル)に加え、今日では、食物繊維が「第6の栄養素」として重視されるようになっています。しかし、栄養素は、炭水化物、タンパク質などとして、6つの区分がバランスよく摂れていればいいというものではなかったのです。

炭水化物、タンパク質にも様々な分子があり、中にはショ糖(砂糖)やカゼインのように、むしろ摂り過ぎない方がよいものもあります。ビタミンやミネラルにも多くの種類があり、それぞれ役割が違います。また、普通は栄養素には数えられない分子にも、活性酸素の毒を打ち消す抗酸化力を持つ様々なファイトケミカル(植物由来の機能成分)などがあります。食物の中に含まれる多種多様な栄養素に、夫々の役割があるのです。

■酵素と腸の働きも重要

こうした様々な分子を体内に揃えることで、病気を予防、治療していこうとするのがニュートリッション・セラピーで、分子整合医学とか、正常分子栄養学などとも呼ばれています。こうした分子栄養学の研究が進み、夫々の栄養素の働きや、その望ましい摂り方などが、色々分かってきました。それを知っておけば、病気と無縁の健康体になれる、人類にとって最も価値ある知識です。

しかし、栄養学を最高の叡智として活かしていくためには、それだけではまだ不十分で、わたしはそれに酵素栄養学を加え、さらに、腸の重要性を加えたいのです。

【出典】患者とのためのがんが消える補完代替医療 林田 学、鶴見 隆史共著

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