薬(西洋薬)が体に毒である理由③|薬は酵素阻害作用を利用したものが多い

■酵素のお蔭で生きていられるのが人間

人間は体の中に無数の酵素が存在しています。この無数の酵素のお蔭で生きていられます。全身のあらゆる代謝と消化は化学反応で行われますが、その化学反応の介添人こそ酵素に他なりません。

その無数の酵素も年齢とともに少しずつ減っていきます。その結果、老化していったり病気になったりします。どんなに健康に気をつけても、やはり体内の酵素は毎日少しずつ減っていきます(酵素寿命説)。


■最悪の酵素阻害剤は「サリン」

もし、酵素が大幅に急速に無駄遣いされたらどうでしょうか。そういう場合は大変病的な状態が起こるのですが、こういうことが起こる筆頭は「酵素阻害剤」を口にしていた場合です。

酵素阻害剤を人間が口にすると大変なことになります。体の酵素が奪われ、あっという間に死ぬこともあるほどです。

例えば、最も悪い酵素阻害剤は「サリン」です。オウム真理教事件で有名になったこの毒ガス「サリン」は、有機リン系殺虫剤を開発する過程で発見された物質だそうで、毒性があまりに強いため、実際には人を殺すための化学兵器以外の用途はないとされています。

サリンはどのように人を殺すのか?それはコリンエステラーゼという酵素の阻害にあります。サリンはアセチルコリンエステラーゼの活性部位に不可逆的に結合し、アセチルコリンの分解を阻害して急速に死に至らしめます。アセチルコリンという化学伝達物質が代謝できないと血管が一気に収縮し、窒息するため、すぐに死に至るのです。

■農薬も酵素阻害剤

サリンほどの速効性はありませんが、「農薬」も大変な毒物です。これも酵素阻害剤として働きます。自殺目的で農薬(例えばスミチオン)などを飲めば確実に死にます。

昔、病院勤務医だった時、私は農薬自殺者を何人も診ましたが、全員数日後に亡くなりました。昔の有機化学の農薬は強烈な酵素阻害剤だったため、サリンほどではないにしても体の酵素は働かなくなって死に至るのです。

今は有機リン系に代わり、ネオニコチノイド系を使用しているものが殆んどですが、これも酵素阻害剤の一種です。アセチルコリン受容体に結合し、神経伝達を阻害するという点では同じなのです。最悪なのはサリンと農薬です。

■私たちの身近にある酵素阻害剤

この二つほど恐ろしくはありませんが、次のものも殆どが酵素阻害剤です。

・重金属
・生の種(例外はある)
・動物性タンパク質の発酵食品と乳脂製品
・白砂糖やグラニュー糖及びこれらを使ったお菓子

・西洋薬

・加工肉や卵白

■薬は酵素阻害剤が多い|降圧剤、ペニシリンなどの抗生物質や抗ガン剤

薬はすべてではありませんが、酵素阻害作用を利用して薬物効果を発揮するものが多い。例えば血圧を下げる「降圧剤」。有害なのは「アンジオテンシン変換酵素阻害剤」です。

これは、高血圧治療薬として最も多く使われている薬品ですが、アンジオテンシンを変換する酵素を阻害する作用があり、名前からして酵素阻害剤であることが分ります。

また、ペニシリンなどの抗生物質や抗ガン剤も酵素を阻害して薬効効果を発揮するものが多いことから、後々大変なことになります。

酵素阻害作用を持たない薬とされていても、結局異物であることに変わりはなく、間接的には体内酵素を阻害することに間違いはありません。それ故、どんな薬であっても体内酵素を大幅に無駄使いし、ホメオスタシスを大きく乱すことからも、後々信じられないような余病や副作用が出てきたりするのです。

【出典】食物療法大全「食」による病気治しの考証 鶴見隆史著

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

スポンサード・リンク




カテゴリー

カイテキオリゴ

癌が自然に治る生き方

  1. 砂糖中毒・依存症は深刻|砂糖の過食で起こる可能性のある疾患

    砂糖の過食には強酸性として害と極陰性としての害あり、砂糖の過食で起こる可能性のある疾患は、糖尿病・低…
  2. 生味噌は健康サポーター、酵素の力を生かす食べ方は?

    味噌、特に生の味噌は健康保持に大変有効な食材です。酵素の力を生かすには、加熱し過ぎないこと。スティッ…
  3. 生味噌は血圧を下げる

    生味噌に含まれるメラノイジンにはACE(アンギオテンシン変換酵素)阻害作用があり、難消化繊維としての…
  4. 味噌の有効成分とガン予防効果

    生味噌には、アミノ酸、イソフラボン(アグリコン)、セリルトリプトファン(ペプチド)、メラノイジン、α…
  5. 4. 大腸ガン再発防止、ファスティング(断食)日記

    大腸ガン再発防止の為に、梅干しと水(正確にはスギナなどの薬茶)で1W本断食をした。隠れガン細胞も相当…

ピックアップ記事

  1. 砂糖中毒・砂糖依存症の弊害は低血糖症や骨粗鬆症、女性性の劣化に止まりません。胃腸内で真菌が増殖し、胃…
  2. 砂糖も腸壁を膨張させ、透過性を高めてアレルゲン物質を血液中に引き込みやすくする。腸管の透過性が増大し…
  3. 砂糖中毒・砂糖依存症の大きな弊害の一つに骨粗鬆症がある。血液は酸性サイドに傾くと細菌・ウィルスの繁殖…
  4. 低血糖症によって細胞へのブドウ糖の供給が不足し、脳と体のエネルギーショック状態が引き起こされる。低血…
  5. 砂糖中毒・砂糖依存症による弊害は深刻です。女性性が非常に劣化します。 母胎への弊害として、① 子宮、…
ページ上部へ戻る